高値で売れる刀剣の特徴
高値で取り引きされる刀剣は製作した刀鍛冶はもちろん、刀剣の品質のランクも高値がつくポイントです。
刀には切れ味によってランクがあり、最上級品をあらわす特に切れ味が良いとされる、「最上大業物(さいじょうおおわざもの)、大業物、良業物、業物」の4つのランクがあるのです。
そして出来映えの良さをランクにした「最上作、上々作、上作、中上作」があり、上位であれば価格も上がります。
また人気の刀鍛冶の刀剣であれば価格も上がり、古刀では、兼光、長光、貞宗。
新刀では、虎徹、堀川国弘などがありますが、贋作も多いため真贋を見極められる鑑定士でなければ、適正な鑑定は難しいでしょう。
また、刀の柄や鞘、鍔(つば)に、細かい美しい細工が施されていいるものは、美術的な価値が高いため、高値がつく傾向があります。
そして刀の保存状態も重要です。
日本刀独特の美しさである刀紋の出方も大きなポイント。
傷や割れ、錆があるものは評価も低くなってしまいます。
しかし、打ち傷は戦いによってついた「誉れ傷」とされる場合もあるため、マイナス評価につながらない場合もあるのです。
刀剣の正しいお手入れ方法
刀剣のお手入れ方法とは、古い油を拭き取って新しく油を塗りかえて錆が出ないようにすること。
使用する道具は、刀剣の目釘を抜く、目釘抜(めくぎぬき)、砥石の粉である打ち粉、油を取る下拭い用、打ち粉を拭う上拭い用の2枚の拭い紙。
刀専用の油、油塗り用の布(綿花やネル)を用意します。
お手入れ方法は、まず目釘抜で刀剣の目釘を抜いて、鞘から刀を抜きます。
刀の柄をはずし、ハバキも外し刀身だけにして、古い油を拭き取る下拭いをおこないます。
拭い紙を棟側から当て、汚れをていねいに拭います。
打ち粉を刀身にポンポンと打ち、もう1枚の拭い紙で粉を拭います。
古い油が残っているようなら、この作業を、2、3回くり返して、油をきれいに落とします。
錆びていないかを良く確認して、きれいに仕上がった刀剣を鑑賞しましょう。
油塗り用の布に油を染みこませ、まんべんなく油を刀身に塗ります。
油が少なすぎると油の膜ができず、多すぎると鞘を痛めてしまうので、薄くムラなく塗るのがコツです。
ハバキの下も忘れずに、彫り物がある場合は油を綿棒にひたして塗ると浸透させやすくなります。
油を塗った刀身に触れないように、茎(なかご)を持って、柄に戻し、目釘をうって鞘におさめます。
ケガをしないように、十分に注意しておこないましょう。
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